水銀灯とLED
工場や駐車場など夜でも明るく照らす必要のあるところでは、一般的には水銀灯が使用されます。
水銀灯の発光原理は白熱電球とほぼ同じですから、消費電力もかなりのものになります。
長時間点灯させておくとやけどをするくらいに熱くなっています。
この照明の省エネを考えて考案されているのがLED照明です。
LED照明と水銀灯を比較した場合、消費電力は約10分の1になりますし、明るさはほとんど変わりません。
LED照明の場合はLEDの数で明るさを補うことができますから、数を増やしていけばもっと明るくすることができます。
水銀灯の一般的なものとして80Wぐらいを考えてみましょう。
それを一年中点けていると20万円もかかる計算になります。
LED照明の商品単価は高いのですが、20万円もあれば楽に元が取れます。
省エネ効果は抜群ということです。
その上長寿命ですから、交換の手間と費用も大幅に削減できます。
工場や駐車場に設置される水銀灯は高いところに取り付けられますから、交換も簡単ではないのです。
地球温暖化が叫ばれだしてから、かなりの年月がたっています。
その間にLEDの技術は大きく進歩してきました。
以前までは照明として使用するには暗すぎたのです。
最近高輝度LEDが販売されるようになって、一躍脚光を浴びています。
現在の商品単価は高いのですが、量産が進むことによって低価格化が期待されます。
まだまだ、一般家庭で使用するところまではいっていませんが、それも時間の問題と考えられます。
あなたが水銀灯を使用しているのであれば、LED照明を考えてみませんか。