LED 低消費電力

LEDとヘッドライト

クルマのヘッドライトは夜間走行時の必需品であることは当たり前のことです。
ですから、一定以上の明るさが要求されます。
省エネ効果を考えてクルマのライトにLEDが使用されるようになってきましたが、ヘッドライトへの採用はそのような理由もありなかなか進んでいなかったのです。
トヨタのレクサスに初めてLEDヘッドライトが採用されました。
自動車業界では大きなニュースになったようです。
LEDはハロゲンランプなどと比べると、光量不足は否定できません。
課題はLED単体の光量アップとそれを効果的にする光学機構の設計だそうです。
トヨタの要請を受けて開発したのは日亜化学工業と言うところです。
青色LEDで有名な会社です。
レクサスで採用されたLEDは一般的なLEDに比べて400倍の明るさがあると言われています。
しかし、それでも足りないということで、それを18個も並べているのです。
LEDの光量がいかに少ないかと言うことを示すものです。
日亜化学工業の技術力で高輝度のLEDが開発されて、その次はその光を効率よく前面に集めると言うことです。
この機構はライトメーカーである小糸製作所が開発しました。
複雑な機構によって光が明るく前を照らすことができるようになったのです。
単純なパラボラ型の鏡と凸レンズだけでは、このような効果は期待できないのです。

このような話を聞きますと、改めて日本の技術力はすごいと感心してしまいます。
世界に誇る技術なのです。
この技術はきっと地球温暖化防止のに役立つはずです。
日本人として、省エネに貢献できることはうれしいことではありませんか。

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